昨年10月末からマドリード・東京間の直行便(イベリア航空)が再開しました。(2025年時点で週3日運行)
乗り換えがなくなったことで、以前より気軽に行けるようになったスペイン。
直行便が発着するマドリードを拠点に、各地を旅行をしてみるのはいかがでしょうか。
マドリードから日帰りで行くことのできる、個人的におすすめの旅行先をご紹介します!
【トレド】
スペインに1日しか滞在できないならトレドに行けと言われています。
トレドはマドリードからバスで1時間、電車で30分ほどで気軽に行くことのできる街で、スペインに来たら絶対に行ってほしい場所です。
主要観光地は大聖堂、展望台、(パラドール、)エルグレコ美術館など。
中世の雰囲気あふれる旧市街は世界遺産に登録されており、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の文化が混在する歴史的な街並みです。
街中は坂道&石畳で歩くのが大変なので必ず歩きやすいスニーカーなどで行きましょう!
トレドに来たら絶対おすすめのZocotren (ソコトレン)。トレドを一周できる観光列車です。主要観光地のそばを通りながら街中を一周し、展望台に一時停車して写真タイムをもらえます。展望台は歩くと市内から1時間以上かかるので、この列車で行ってしまうのがおすすめです。(他にも市内バスに乗れば行けます)
この列車には日本語での音声ガイドも付いており、トレドの歴史を学べます。列車のチケットはトレドの旧市街に入る前の麓にある観光案内所かソコとベール広場、またWEBサイトでも購入可能です(9ユーロ)。

大聖堂のチケットも現地で購入可能ですが、スムーズに入るには前もってサイトで予約しておくと良いです。(売り切れることはそんなにないかと思います)
パラドールは国営のホテルで、スペイン国内各地にあります。
中でもトレドのパラドール内レストランテラスから見える景色は絶景で、私はその景色に感動して日帰り旅行から急遽パラドールの宿泊に変更したこともあるほど。
価格もオフシーズンであれば比較的安価に泊まれます。
そしてそして、トレドのお土産にはぜひマサパンを!
トレドの名菓で、スペインではクリスマスに食べられるお菓子です。
アーモンドの香ばしい香りと変わった食感がクセになります。(好き嫌いあり!)




【セゴビア】
セゴビアはマドリードの北西に位置する街で、旧市街と水道橋が世界遺産に登録されています。
マドリードから電車で2時間ほどで行くことができます。
主要な観光地は大聖堂、水道橋、アルカサル等々。
水道橋は古代ローマ時代に作られたもので、全長728mとスペイン最大の規模です。セゴビアの街の入り口にそびえ立ち、下から見上げるアングルは本当に圧倒されます。水道橋を上から眺められるスポットもあります。
そしてセゴビアといえばアルカサル。ディズニー映画「白雪姫」のお城のモデルになったとも言われています。外からお城を眺める方が多いのですが、アルカサル内にも入場可能です(有料)。
そして、セゴビアといえばコチ二―ジョという子豚の丸焼き!コチ二―ジョで有名なお店が水道橋をくぐって左手にあります。「メソン・デ・カンディト」というレストランです。
子豚の丸焼き1匹丸々を頼むと、お皿の淵を使ってで切り分け、その後お皿を割るというパフォーマンスを披露してくれますよ。(一人前で頼むとすでに切り分けられた状態でサーブされます)


【アビラ】
アビラはマドリードとサラマンカの間にある街で、旧市街は2.5キロメートルに及ぶ城壁に囲まれています。中世の街並みを楽しむことができ、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教が共存していました。
アビラへは電車かバスで行くことができます。どちらもマドリードから約1時間半ほどで到着します。
主要な観光スポットは大聖堂、城壁散策など。
城壁の上は歩くことができ(有料)、上から旧市街を見渡すことができます。一周するのに1時間以上かかったような、、、
アビラは牛肉が有名とのことです。アビラ牛のステーキをランチに食べてみては?




【サラマンカ】
私のイチオシ旅行先サラマンカです。ここは有名なサラマンカ大学があり学生が多く、日本人観光客の旅行先としてはあまり有名ではないかもしれません。
だからこそ、落ち着いて素敵な街並みを楽しむことがきると思うのです。
スペインの内陸西側にある街でマドリードからは電車で最速1時間40分ほどで到着します。しかし直通便は数が少なく売り切れてしまうので注意が必要です。乗り継ぎ便だと6時間かかることも。。。
バスで行くことも可能で、2時間半から3時間ほどで到着します。
主要な観光地はマヨール広場、大聖堂、サラマンカ大学、そして展望台です。1日あれば十分楽しめる旅行先かと思います。夕方に旧市街外にある展望台へ行くと、夕陽が街を照らして感動の景色が見られます。
生ハムやチョリソーなどの加工肉食品が有名なので、サラマンカを訪れたら食べてみてください!




【バルセロナ】
スペインに行ったら絶対行きたいバルセロナですが、マドリードから日帰り旅行も可能です。
マドリード・バルセロナ間は高速鉄道が通っており、片道2時間半〜3時間ほどで行くことが可能です。鉄道会社はAVE、Iryo、alvo、OUIGOがあります。
個人的におすすめはIryoです。車両が新しく座席も座りやすいです。日本の会社が作った車両らしく、乗るといつも誇らしい気分になります。座席クラスが4つに分かれており、安いけど快適に旅をしたい人から優雅に旅を楽しみたい人にまでおすすめできます。
長距離バスや飛行機でも行くことができます。深夜の長距離バスであれば早朝に到着して深夜に帰ることになるので、宿泊を伴わずに早朝から夜遅くまで丸一日バルセロナでの時間を過ごせます。そして何より安価!ただし、アラサーにもなると体力的には少々ハードです。
飛行機は移動時間が1時間少しと便利ではありますが、空港から市内への移動距離と手段を考えると、鉄道の方が利便性が高いかなと個人的に思います。(空港からタクシーで直接市内に移動する方には何ら問題ありません!)
もし日帰りでバルセロナに旅行するのであれば、行き先は厳選して行くのが良いでしょう。
私の考える日帰りモデルコースはこちら:
10:00 バルセロナ市内到着
11:00 サグラダファミリア訪問
13:30 ブケリア市場で昼食
15:30 グエル公園
17:30 カフェで休憩しつつ旧市街を散策
19:00 バルセロナ発
サグラダファミリアとグエル公園はバルセロナに初めて行く人にはマストなのでこの2箇所に厳選しました。
もし他の場所を選ぶのであれば、私ならカタルーニャ音楽堂でコンサートを見に行きます!ガウディの建造物を拝みながら上質な音楽やパフォーマンスを楽しむことのできる贅沢なバルセロナ旅になりますよ!




最後に【旅行おすすめアプリ】
Omio (交通手段の検索&予約サイト):
行きたい場所が決まっていて、どうやって行くか、渡航方法を検索したいときに便利です!
ただ、発券手数料が取られるので、予約・発券は各運行会社の公式サイト・アプリから予約しています。
ごく稀に運行会社のサイトから買えなかったり、言語の問題で不安がある際には、私はOmioで予約もします。
Iberiaやライアンエアーなど (国内旅行に便利な航空会社の公式アプリ):
チケットの予約、電子搭乗券、カスタマーサポートなど、利用する航空会社によって提供されるサービスは異なりますが、あると便利です。
発券するとアプリ内で搭乗券が表示できるので、スマートに旅ができるでしょう。
Iryo 、Renfeなど (鉄道会社の公式アプリ):
こちらも仲介業者を通すとお金がかかるので公式アプリから予約発券してしまいます。
発券すると電子搭乗券がアプリ内で表示できます。
Alsa (バス会社):
Alsaは大きなバス会社で、マドリード発でほとんどの場所にはこの会社のバスが通っています。このアプリで予約発券が可能です。
マドリードはスペインのど真ん中にあるので、実はどこにいくにも便利な場所なんです。
内陸の夏は暑いので、秋から春の間の渡航をおすすめします!
参考になれば幸いです✨
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